1995年パリで発売のシャンデリアのST.Louiのはじめての香り。EAU ESTRAGON。葉、エストラゴンの名を使ったいわばオーデコロン。香りは薄くエストラゴンの香りを感じない。この時代にしては他社のような強いデザイン性はないが優しい薄い香り。むろんサンルイ社という名の知名度で女性誌のparfumのニュースとしては取り扱われていた。驚きはこの容器。アルミ容器で通常、香料会社が香料を入れるいわば裏方使用のもの。箱は流石マーブル使用の紙貼り。しかし安価な仕様。さらに驚きは値段が高いこと。製造ロットの少なさ販売ルートの無さが浮かぶ。その後話題に上ることはなかった。クリスタル関係ではラリックの香水(オーデトワレ)が一番にぎやかである。